非常用発電機の点検・メンテナンスの必要性や方法・費用などを解説
非常用発電機は、停電などの非常時に電力を供給するための重要な設備です。
しかし、通常時は稼働する機会が少ないため、気づかないうちに劣化や不具合が進行しやすいという特徴があります。
実際に点検不足によって非常時に発電機が稼働しないといったトラブルも発生しています。
必要な時に確実に稼働させるためには、定期的な点検・メンテナンスが欠かせません。
非常用発電機の負荷試験は毎年必要?

非常用発電機のメンテナンスが重要とされる理由は様々ですが、非常用発電機のメンテナンスを適切に行うことで、下記のような効果が期待できます。
・緊急時に確実に稼働させることにつながる
・長期間未使用による劣化・不具合を防ぐことができる
・法令(消防法)に基づく点検義務を満たすことができる
・突発的な故障リスクを低減し、設備の寿命延長につながる
特に非常用発電機は「いざという時に確実に稼働すること」が求められる設備であるため、メンテナンスを実施せずに放置することは、大きなリスクにつながります。
よくある故障・トラブル
適切な点検やメンテナンスを行わない場合、以下のようなトラブルが発生する可能性があり、注意が必要です。
・起動しない(始動バッテリーの不良、燃料不良など)
・発電できない、出力が安定しない
・異音、異常振動の発生
・燃料、冷却水、エンジンオイルの漏れ
・排気不良によるエンジントラブル
こうした不具合はいざという時に稼働させて初めて発覚するケースが多く、その結果、非常用発電機を設置していても、非常時に使用できない事態につながる恐れがあります。
非常用発電機は設置しているだけでは本来の役割を果たすことはできません。
いざという時に問題なく稼働させるためには、必要なときに確実に起動し、安定して電力を供給できる状態を維持することが重要です。
そのためにも、日常点検や定期点検を通じた継続的なメンテナンスが不可欠です。
非常用発電機の点検・メンテナンス方法

非常用発電機の点検・メンテナンス方法にはさまざまな種類があり、それぞれの点検を適切に実施することで、設備の異常を早期に発見し、重大なトラブルを未然に防ぐことにつながります。
特に非常用発電機は、通常時に稼働することが少なく、緊急時に確実に稼働することが求められる設備であるため、日頃からの点検体制が非常に重要です。
点検を怠ると、いざという時に正常に作動しないリスクが高まるため、計画的なメンテナンスの実施が欠かせません。
以下では、代表的な点検・メンテナンス方法について簡単にご説明いたします。
日常点検
日常点検では、非常用発電機の状態を把握するために、主に以下の項目を確認します。
・始動バッテリーの状態確認
・燃料やエンジンオイル、冷却水の状態確認
・燃料、冷却水、オイル漏れの有無
・表示灯や計器類の異常の確認
これらの項目を定期的に確認することで、小さな異常や不具合の兆候を早期に把握することが可能となり、重大な故障を未然に防ぐことにつながります。
日常点検の頻度は、施設の規模や管理体制によって異なりますが、一般的には週1回から月1回程度で実施されることが多いです。
ただし、重要なのは点検の頻度だけでなく、設備の異常を正確に把握できるかどうかです。
設備の異常を見落とさないよう、日常点検でも注意が必要です。
定期点検(法定点検)
非常用発電機の定期点検は、消防法に基づき実施が義務付けられている重要な点検です。
機器点検(6ヶ月ごと)と総合点検(1年ごと)があり、設備の作動状況や性能を総合的に確認します。
特に総合点検では、負荷をかけて発電機の運転状態を確認する負荷試験が含まれており、非常時に必要な電力を安定して供給できるかを確認します。
また、長期間稼働していない設備においては、実際に運転させることで不具合の早期発見にもつながります。
これらの点検は専門的な知識や技術が求められるため、適切に実施するには専門業者への依頼が不可欠です。
定期点検の実施は、非常時の安全性や事業継続計画(BCP)の観点からも重要です。
点検・メンテナンスにかかる費用
非常用発電機の点検・メンテナンスを業者に依頼する場合、費用は点検内容や設備の規模、発電機メーカーなどによって大きく異なります。
点検費用に関わる要素はさまざまですが、主な例は以下の通りです。
・発電機のメーカー、容量
・点検内容(目視点検のみか、部品交換や負荷試験を含むか)
・点検回数や契約形態 など
ただし、価格の安さだけで業者を選定することには注意が必要です。
点検の質が不十分な場合、異常の見落としや不適切な対応につながり、結果として大きな故障や追加コストが発生する可能性があります。
また、大きな故障を未然に防ぐためにも、定期的に点検・メンテナンスを実施することは、長期的なコスト削減にもつながります。
非常用発電機は、安全性や事業継続に直結する重要な設備であるため、費用だけでなく実績や対応力なども含めて信頼できる業者を選ぶことが大切です。
非常用発電機の負荷試験を依頼するなら

非常用発電機の点検・メンテナンスは専門的な知識や技術に加え、適切な部品調達や対応力が必要となるため、実績のある業者に依頼することが重要です。
また、業者によっては対応可能メーカーが限られている場合があるため、事前に確認をしておくことが大切です。
弊社では非常用発電機の点検・メンテナンス(負荷試験を含む)を年間約1,800件施工しており、豊富な実績に基づいて点検・メンテナンスを提供しております。
北海道から沖縄まで全国対応しており、幅広いエリアでのご依頼に柔軟に対応可能です。
また、メーカーの指定は特にないため、様々なメーカーに対応可能です。
各種点検や消耗品交換はもちろん、発電機の更新・入替まで幅広く対応しており、建設業許可も取得しておりますので、安心してご依頼いただけます。
非常用発電機の点検・メンテナンスについてご不明な点やご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
非常用発電機の点検・メンテナンスは必須
非常用発電機は、停電などの非常時に電力を供給する重要な設備であり、「いざという時に確実に稼働すること」が求められます。
しかし、日常的に使用する設備ではないため、適切な点検・メンテナンスを実施し、発電機の不具合を早期に発見することが重要です。
また、定期的なメンテナンスの実施は大きな故障を未然に防ぎ、結果として修繕費用の抑制にもつながります。
安全性の確保だけでなく、事業継続の観点からも欠かせない取り組みといえるでしょう。
非常用発電機を確実に機能させるためにも、信頼できる専門業者に点検・メンテナンスを依頼し、適切な管理体制を整えることをおすすめします。

